革修理｜三島・伊豆の革修理なら革研究所 三島伊豆店

こんにちは！

静岡県でバッグや財布、ソファ、革の衣類などの

リペアサービスを提供しています。

革研究所三島伊豆店スタッフ”よー”です(^^)/

 

本日は、財布修理例です。

シャネルの長財布のファスナー引手の取り付け

をご紹介します。

 

お品物はこちら↓のお財布です。

キャビアスキンのお財布まとめて4点のご依頼で、

4点とも、外側のラウンドファスナーと内側小銭入れのファスナーの引手が取れているため、新しく取り付けてほしいとの内容です。

 

では、お品物を見ていきましょう。

【before】施工前の状態

外側、内側ともにファスナーの引手が取れています。

 

【after】施工後の状態

↓外側ラウンドファスナーの引手

↓内側小銭入れファスナーの引手

外側、内側のファスナーの引手を新しく作成し、取り付けました°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

 

今回の施工内容について詳しくご紹介します。

施工内容

引手のデザインは、外側と内側で異なるため、2種類作成していきます。

↓外側ラウンドファスナー引手のオリジナルは、

周囲にステッチがあり、張りのあるデザインです。

↓内側小銭入れファスナー引手のオリジナルは、

周囲にステッチはなく、柔らかいデザインです。

 

では、作成の手順をご紹介します。

まずは、型紙を作ります。

レザークラフフト用のCADを使い、

オリジナルに近い形で２種類の引手の設計図を描きます。

この設計図から、厚紙で型紙を作ります。

革は、オリジナルに近い革を調達します。

内側の引手には、0.6mmの薄手のシュリンクレザー、

外側のラウンドファスナー用には、1.2mmの革を使います。

次に、型紙に沿って革を切断し、引手を形成していきます。

内側の小銭入れ用の引手は、周囲にステッチがなく柔らかいデザインですので、サイドは切りっぱなしにせず、薄い革を折りたたむようにしてボンドで張り合わせて形成します。

一方、外側の引手は、周囲にステッチがあり、張りのあるデザインですので、芯材を2枚の革で挟んで形成します。

 

これで、形が整いましたので、次は縫製です。

内側の小銭入れ用の引手は、折り合わせた1点を糸で留めるように縫います。

外側の引手は、ステッチのための菱切り、丸切りを併用して穴を開け、周囲を縫っていきます。

最後は、コバ塗装です。
小銭入れ用の引手は先端部分、外側の引手は周囲をコバ塗装して完了です。

今回は、4点纏めて作業しました。

お纏めでご依頼頂ける場合は、割り引きさせて頂きますので、是非ご相談ください。

 

お気に入りの革製品のケアやダメージなどの、ご相談、お悩みはございませんか？

革研究所 三島伊豆店では、バッグや財布、靴、小物、ソファや革衣類など、

革製品の修理・ケアに幅広く対応いたします(^^)/　

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シャネルのファスナーの引手の新設いかがでしたか？

革製品の修理で、ファスナー修理は非常に多い内容なんです。

ファスナーは開閉する機能ですので、

バッグ、財布、衣類など、様々な製品で、重要な役割を担っています。

本体がきれいな状態であっても、ファスナーが壊れてしまうと、

安心して使えなくなりますよね( ；∀；)

 

今回のお品物の場合は、引手がなかったので、

そのままだと、使い勝手悪すぎです～。

 

一言で、「ファスナーが閉まらない」といっても、、

引手が取れてスライダーが動かせない、

歯の部分が壊れている、

スライダーは動くけど閉まらない、

ファスナーを縫い付けているテープが破れた、

などなど、様々な原因がります。

ファスナー修理の際には、このような原因を突き止め、

最適な施工方法をご提案しておりますので、

お困りの際は、ご相談ください。

 

先日のブログで、ファスナー修理について、

その構造や修理例をまとめてご紹介しておりますので、

こちらも是非ご覧ください。

→「バッグ、財布、革衣類のファスナー修理」

 

本日のお話は、

ここまでといたしますヾ(＠⌒ー⌒＠)ノ

 

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