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革修理ブログ
2023/12/22
ルイ・ヴィトンのバッグ持ち手付け根の破れ修理
こんにちは!
革研究所三島伊豆店スタッフ”よー”です(^^)/
クリスマスイブイブイブですね(*^-^*)
日本に寒波来てます。暖かくして過ごしましょうね!!
さて、本日の施工例は、
ルイ・ヴィトンのバッグ、キーポルの
持ち手付け根の破れ修理です。
ご依頼のお品物はこちら↓ルイ・ヴィトンのキーポルです。
持ち手の付け根の革が切れて、取れてしまっています。
ご夫婦で海外へのご旅行中に、持ち手が取れてしまったとのこと!
大変だったにちがいありませんね(>_<)
今回は、この持ち手の設置をお願いしたいとのご依頼です。
さっそく、施工before/afterをご覧ください。
【before】
持ち手の付け根の革が3箇所切れてしまっています!!
また、革のハンドルや帯の部分の広範囲に傷やシミなどの汚れが発生しています。
持ち手の付け根の修理と、革の部分染め直しを施すことにしました。
では、施工後のお品物をご覧ください。
【after】
いかがでしょう!
持ち手がしっかりと縫い付けられ、部分染め直しで革の部分の艶が復活しました°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
これで安心して、旅行を楽しんでいただけますね(*^-^*)
施工内容について
今回は、持ち手の付け根部分が3箇所切れていたため、一度ハンドルを外し、
付け根の革の上部の破断した部分を切断し、新たな革で持ち手の付け根を作り設置しました。
このように革が切れてしまっていても、修理可能ですので、あきらめずにご相談ください!
革製品のお悩みは、お気軽にご相談ください。(p≧w≦q)
バッグや財布、靴、小物、ソファや革衣類など、革製品の修理に幅広く対応いたします(^^)/
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ちょこっとお茶の時間です(^^)
本日は、施工例でご紹介したルイ・ヴィトンのバッグ、キーポルから、ボストンバッグのお話です。
まずは、ルイ・ヴィトンのバッグ「キーポル」についてです。
ルイ・ヴィトンと言えば、トランク、トラベルが、創業当時からのアイコンです。
(以前のブログでルイ・ヴィトン誕生のお話を書いていますので、ご興味のある方は、こちらもご覧ください!→「ルイ・ヴィトン バッグのカラーチェンジ」)
「キーポル」は、1924年にコンパクトに折りたためる旅行バッグとして発表されました。
旅行の際に便利に使えるボストンバッグとして作られたんですね。折りたたんでスーツケースに収納できることが最大の特徴です。
キーポルという名前は、当初は「Tientout(ティアント)=すべてを収納する」というフランス語の名前から、「Keep all=すべてを保つ」という英語の名前に改名されたものです。
これを「Keepall」と短縮し、キーポルとなったのだそうですよ。
カタカナでキーポルだと、なんだかわからないですが、そういうことだったんですね!
そして、上の文章にも出てきましたが、「ボストンバッグ」という言葉。
こちらは、日本でしか通用しない和製英語です!
英語では、トラベリングバッグやオーバーナイトバッグと言います。
ボストンバッグがなじんでしまているので、うっかり言っちゃいそうですが、海外では通じませんのでご注意を!
ではなぜ、ボストンバッグという和製英語が誕生したのでしょう。
ボストンバッグは、アメリカのボストン大学の学生が重い教科書をいれるために使っていた丈夫で大きなバッグが、大正時代の1924年に日本に入ってきたのがはじまりで、ボストンバッグと呼ばれるようになったのだそうですよ!
くしくも、ルイ・ヴィトンのキーポル発表の年と同じ、1924年に日本に入ってきたということで、このころにいわゆるボストンバッグのような形の旅行鞄が広まっていったんだなーということがわかりますね。
人々の行動範囲もぐっと広がった時代なんですね~。
最近はというと、ボストンバッグに代わって、スーツケースやキャリーバッグが人気ですよね。
かくいう私も、新幹線や飛行機の機内に持ち込めるサイズのキャリーバッグを愛用しています。
とはいえ、ボストンバッグも根強い人気があります。敢えて大きなボストンバッグを取り入れたコーディネイトを楽しんだり、おしゃれが進んでいるように思います!
みなさんも、昔活躍していたボストンバッグがどこかに眠っていませんか?
今回のルイ・ヴィトンのバッグのように、ダメージを修復して、もう一度旅行に使ったり、ファッションに取り入れてみるのはいかがでしょうか!
革研究所がお手伝いいたしますよ~~(*^-^*)
本日のお話はここまでといたしますヾ(@⌒ー⌒@)ノ
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