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革修理ブログ
2023/12/15
エルメスのバッグ、バーキンのスレ傷補修と染め直し
こんにちは!
革研究所三島伊豆店スタッフ”よー”です(^^)/
さて、本日の施工例は、
エルメスのバッグ、バーキンのスレ傷補修と染め直しです。
さっそく、施工before/afterをご覧ください。
【before】
バッグのコーナー部分、パイピング部分などにスレ傷があります。
また、表面にも数か所スレて色が剥げていたり、黒ずんでいる部分があります。
スレ傷補修と、染め直しを施して、きれいにしていきます!
では、施工後をご覧ください。
【after】
いかがでしょう。
スレ傷がきれいに補修されています。
黒ずみがなくなり、しっとりと美しい革の質感もよみがえりました°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
これからも、ながーーくお使いいただけると嬉しいです(*^-^*)
今回のバーキンは、大きなダメージはないものの、お気に入りでよくお使いいただくからこそ発生する、気になるコーナーのスレ傷や黒ずみを、早い段階で補修しています。
ダメージが進んでしまう前の早い段階での補修は、革製品を永くお使いいただくための秘訣!!
みなさまも、お気に入りのバッグやお財布などの革製品に、気になるキズや黒ずみを発見したら、早めの補修をお勧めいたします(*^-^*)
革製品のお悩みは、お気軽にご相談ください。(p≧w≦q)
バッグや財布、靴、小物、ソファや革衣類など、革製品の修理に幅広く対応いたします(^^)/
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ちょこっとお茶の時間です(^^)
本日は、施工例をご紹介したエルメスなどのプレミアムブランドと日本文化について、お話ししてみたいと思います。なんだか、小難しそうですが、まったくそんなことはないので、ご安心ください(*^-^*)
その前に、、エルメスのバッグ バーキンについて、以前のブログでその歴史などご紹介してますので、ご興味のある方は、そちらもご覧いただけると嬉しいです。
こちらです→「エルメスのバッグ バーキンの補修と染め直し」
では、さっそく、エルメスなどのプレミアムブランドと日本文化について、お話したいと思います。
エルメスのブランドを知るために、本をいくつか読んだのですが、その中に面白い日本文化との関係のお話があったんです!
2004年に発行された「エルメス」。戸矢 理衣奈さんという、文化/社会史、ファッション史などを研究されている方が書かれたものです。
タイトルが、そのまんまでわかりやすい!!
その中で面白かったのが、「日本人とブランド」のお話。
ヨーロッパでは、例えばルイ・ヴィトンは鉄道や自動車といった時代の流れ、エルメスやシャネルは女性の社会進出といった時代の流れに即して、商品を作り続けたことで、成長しています。
ヨーロッパでの、このような様々な日常生活の動きは、1世紀以上かけて進んでいます。
一方で日本はというと、この変化を、1955年~1973年ごろの高度成長期以降の短期間に圧縮して経験してきているんですね!
自動車の普及から新幹線の敷設、さらには1980年代中盤以降の海外旅行の一般化などで、日本人の行動範囲は急速に広がったんです。
こうやって見ると、日本の高度成長期って、すごかったんですね~(≧▽≦)
さらに、1986年の男女公用機会均等法や、キャリアウーマンであった皇太子妃の誕生がニュースになったりするなかで、女性の大学進学率や就職率が急激に上昇します。
これに伴って、女性たちの生活の中に、機能性とデザイン性を変え備えた日用品への欲求が高まっていくんですね~。
そんなところに、ヨーロッパで生き残ってきた超一流のブランドが流入してきたというわけです!
そりゃあ、飛びつきたくなりますよね(≧▽≦)
歴史的に見ても、こういった現象は時代の過渡期によくあるのだそうですよ。
例えば、大衆消費社会が本格到来したときのイギリスでは、デパートだったり通信販売が登場し、女性たちがショッピングやおしゃれに夢中になり、女性誌や美容マニュアルが、大量に発行されたのだそうです。
なんか、わかりますよね(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン
日本では、1980年代末から1990年代のおよそ10年間で、文化的に鑑識眼の高い消費者が厚い層として育って、消費文化を支えているのです。特に女性たちの成長は著しかったんですね!
そんな高度成長期を経て、物があふれる中で育った若者たちは、消費に対して、世界的にみても高い鑑識眼を持っているのだそうです!
日本文化は世界的にも「クール」なんて言われたりしてますもんね。そんな文化の担い手が育ってるんですね!
では、なぜ日本はそうなったでしょうねえ。
というお話は、明日のブログに続きますヾ(@⌒ー⌒@)ノ
気になる方は明日も見てね♪
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