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2024/07/23

【革靴のケア】自分でデキル革靴のお手入れ方法について

みなさま、こんにちは!

スタッフ”よー”です(@⌒ー⌒@)

~暑中お見舞い申し上げます~

 

全国的に梅雨明けしたとみられる季節です。

高温多湿は続いております。暑いですっ。

そんな季節はカビの発生注意です。

一夜にして靴がカビに覆われた、なんていう経験はありませんか?

環境によって、どうしても多湿になる場所もありますので、

そういう場合は、特に気を付ける必要があります。

 

本日は、

そんな季節だからこそ、

革靴の状態をチェックしてお手入れしましょう、

ということで、その方法をご紹介します。

 

以前にもブログで紹介したものですが、

定期的に発信しておこうと思います~(*^-^*)

 

実際に、私自身が革靴のお手入れをしながら、解説いたします。

みなさんがご自宅でお手入れする際の参考になると思います

 

<目次>

・お手入れする革靴について

・お手入れに使う道具について

・お手入れ前の革靴の状態

・お手入れの方法

・お手入れ後の革靴の状態

・修理料金について

・お問い合わせ先

===

 

これからお手入れする革靴はこちらです。

夏に活躍するオープントゥの靴で、長く愛用しています。

 

とても気に入って購入したもので、

ついつい毎日履き続けたり、

ゲリラ豪雨にあっても濡れたまま放置したりして、

かなり過酷な使い方をしていました。

そんな感じですので、、さ~夏だーと思って出してみたら、

カビに覆われていた、、という黒歴史があります( ;∀;)

 

その時は、どうしようか悩みましたが、

拭いてもカビをなすりつけてしまうだけだな、と思い、

水でじゃぶじゃぶ洗っちゃいました(;^ω^)

カチコチにはなりましたが、保湿ケアをするなどして、

ちゃんと生きてます。

 

その後は、気を付けてお手入れすることで、

毎年夏に活躍しています。

ただ、一度カビが発生した靴は、ケアをしてきれいにしても、

カビは全滅しておらず、高温多湿な場所に置いておくと、

またカビが発生してきます。

これは仕方ないと思いますので、そうなった場合は、

愛着を持ってケアをし続けてあげましょう。

 

前置きが長くなりましたが、

ケアについてご紹介していきます。

 

===

 

お手入れに使う道具

靴のケアの道具ですが、いろんなものが販売されています。

馬毛ブラシ、クリーナー、クリーム、豚毛ブラシがセットになっているものを

一つ持っていると便利です。

お値段は3000円くらいのセットもありますので、

ご自分がお持ちの革靴にあったものを選んでいただければよいと思います。

ちなみに私は、入れ物のデザインが気に入ったものを選びました(^-^)

3000円台でしたよ。

お手入れの時間が楽しくなるようにするのも、

定期的なケアの秘訣かと思います。

 

お手入れは5つのステップ。

↓それぞれのステップに道具があります。

①馬毛のブラシ:ホコリを落とす

②クリーナー:汚れを落とす

③クリーム:革に栄養を与える

④豚毛のブラシ:クリームを浸透させる

⑤乾拭き:仕上げる

 

③のクリームは、靴の色に合わせて選ぶか、無色のものを使います。

ケアセットには、黒と無色が入っているものが多いようです。

④の豚毛のブラシは、クリームを浸透させるために使いますので、

色付きのクリームを使う場合は、ブラシを分けた方がよいですね。

 

ちなみに、私の購入したケアセットは、黒と無色のクリームと、

豚毛のブラシが2本入っていたので、

使い分けることができるようになっていました。

===

 

では、お手入れ前の革靴を見てみましょう。

この靴は、内側も外側もすべて革です。

かかと部分にファスナーがあり、この周辺も汚れています。

デザイン上、革のつなぎ目などのくぼみには、汚れがたまりやすく、

カビのもとになりそうです。

表面に汚れやカビがあり、白っぽくなっています。

===

 

お手入れしていきましょう!

お手入れは5つのステップで行います。

【ステップ1】

柔らかい馬毛のブラシで、表面のホコリや汚れを落としていきます。

全体的にブラッシングします。

↓ファスナーや金具などの飾りがある箇所も丁寧にブラッシングします。

↓くぼみも丁寧に。

このステップだけでも、汚れが落ちてきれいになりますよ。

この時点での写真撮り忘れました( ;∀;)

日頃から、履いたら簡単にブラッシングするような習慣ができるといいですね。

なかなかできませんがね。。

 

【ステップ2】

クリーナーで汚れを落とします。

柔らかい布にクリーナーを少し出します。

革にいきなり塗ってしまってシミになったりしないように、

目立たないところに塗ってみたりしてくださいね。

ちょっと出すぎたかな。少しずつやりましょう。

指でくるくる円を描くような感じで塗り込みます。

汚れや、古いクリーム分などが落ちますよ~

隙間も丁寧に。

この靴の場合、内側の汚れも拭いちゃいます。

ここまでの状態がこちら↓

汚れが落ちたので、これだけでもだいぶんきれいになりましたね\^o^/

クリーナーでしっかり汚れを落としておくと、

次のステップのクリームが浸透しやすくなりますよ!

お化粧下地みたいですね。

 

そして、今回使用したクリーナーは、汚れを落とすだけではなく、

保革効果や栄養効果もあり、革の劣化やひび割れの予防にもなるものでした。

買った後に知りましたが、嬉しい効果ですね(*^-^*)

 

【ステップ3】

クリームを塗布して、革に栄養を与えていきます。

今回は黒の革靴ですので、黒のクリームを使いました。

ご自分の靴の色と同じ色か、無色のものを使ってくださいね。

片足にお米3粒くらいのクリームを、薄くまんべんなく全体に塗り伸ばします。

少しの量でも、良く伸びるので、つけすぎないようにしましょう。

片方のクリーム塗布が終わったら、次のステップに進まずに、

もう片方にクリームを塗りましょう。

置いている間にクリームが皮に浸透しますよ!

 

今回使用したクリームは、起毛革、エナメル、爬虫類には使用できませんとの

注意書きがありました。

ケアする革の種類にあったものを選びましょう。

さらに、、色落ちやシミになる特殊な皮革もあるため、目立たないところでテストするよう

注意書きがありました。

これは、クリーナーと同じですが、後悔しにようにチェックしてから使いましょう。

 

【ステップ4】

コシの強い豚毛ブラシで、革の表面を素早くブラッシングして、保革栄養成分を浸透させます。

余計なクリームを落とす目的もあります。

 

↓黒のクリーム用の豚毛のブラシを使います。

違う色が付かないようにしましょうね。

↓シャシャと素早く、ブラッシングです。

↓こういう細かいところも忘れずに、全体をまんべんなくブラッシングします。

どんどん艶が出てくるので、楽しくなってきますよ!

ステップ4までの状態がこちら↓

おぉぉぉ!艶が出てきましたね。

手触りも柔らかい感じになってきました(*^-^*)

 

【ステップ5】

クロスで乾拭きして仕上げます。

できるだけ、使い古した布ではなく、仕上げ専用のクロスを使って

乾拭きをしましょう。

使い振りした布やストッキングは革を傷つけてしまうかもしれないです。

写真のクロスはセットについていたものです。

光沢が出ますよ~!

===

 

お手入れ後の革靴がこちらです!

   

どうでしょうか~きれいになりましたよね!

革の艶、光沢感が美しいです°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

 

革靴のお手入れをご紹介しました。

今回は、写真なども撮りながら実施しましたので、40分くらいかかりましたが、

普通にやったら、半分以下の時間でできると思いますよ(*^-^*)

興味を持っていただいた方は、チャレンジしてみてくださいね~。

 

自分では直すことのできないダメージがあったり、

日頃のお手入れもやってほしい、などの場合は、

当店までご相談ください(*^-^*)

 

修理料金について

本日は靴のケアをご紹介しましたので、クリーニングのベース価格をご紹介します。

クリーニングには保湿ケアも含まれています。

バッグ・小物関係
Sサイズ(タテ+ヨコ 35cm未満) 4,320円
Mサイズ(タテ+ヨコ 60cm未満) 5,270円
Lサイズ(タテ+ヨコ 90cm未満) 6,230円
LLサイズ(タテ+ヨコ 91cm以上) 7,670円
財布等の小物 2,880円
持ち手(ハンドル)
※1本当たりの料金
960円
ブーツ・パンプス関係
パンプス・ハイヒール等 2,880円
ビジネス・デッキシューズ等 3,830円
ショートブーツ(スネまで) 4,550円
ロングブーツ(膝位まで) 5,030円
スニーカー 2,880円
ジャケット・コート衣類関係
ジャンパー、コート、ライダース 5,750円
ショートコート 7,190円
ロングコート(80cm以上) 9,100円
バイク用革ツナギ 10,540円
ソファ・家具関係
シングルソファ 5,990円〜
ラブソファ 11,980円〜
トリプルソファ 15,980円〜
ソファセット 25,950円〜
マッサージチェア 7,990円〜
ダイニングチェア各種椅子 4,000円〜

 

クリーニングと合わせての、染め直しや傷補修などなど、

様々な施工についての詳細は「革修理料金」をご確認ください。

 

とは言っても、

価格表はあくまでもベース価格です。

こんな場合はどおなるの?といった疑問は、

お気軽にお問い合わせください。

お品物の状態や施工内容に合わせて、

柔軟にお見積りをお出しします。

お客様のご予算もお伺いし、

一点一点、施工内容と価格のご提案をしておりますので、

まずは、ご相談ください(*^-^*)

ご相談、お見積りは無料です。

宅配便で全国から受付可能です!

→「お問い合わせ先」

 


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お悩み・ご相談は、LINE・メール・お電話などで承ります◎

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修理方法、概算のお見積りをいたします。

 

お品物が大きい場合や、数が多い場合などは、出張見積りにも対応いたします。

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