革修理｜三島・伊豆の革修理なら革研究所 三島伊豆店

こんにちは！

革研究所三島伊豆店スタッフ”よー”です(^^)/

 

本日は、

合成皮革のソファの張替え補修

をご紹介します。

 

では、補修前の状態をご覧ください。

【before】

座面の合成皮革がボロボロに剥がれています。

合成皮革の場合、加水分解を起こして、ボロボロになってしまうと、

修復が困難ですので、張替え補修します。

 

【after】

 

合成皮革の張替えで、きれいになりました。

 

天然の革ではななく、ダメージの激しい合成皮革ソファの修理ということで、

張替えの施工例でした。

天然の革の修理が本業ですが、もしも合成皮革の製品のことで

お悩みがありましたら、ご相談ください。

この後の、お茶の時間のコーナーで合成皮革のソファのお話を

ご紹介しますので、読んでいただけると嬉しいです(*^-^*)

 

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ちょこっとお茶の時間です(*^-^*)

合成皮革のソファは本革に比べ、安く購入できますよね。

しかも、見ただけでは、合成皮革かどうかわからないほど

天然の革に似せているものも多くあります。

ですが、合成皮革は、布地に合成樹脂を塗って、表面を天然の革に似せている素材ですので

時間が経過すると加水分解を起こし、ひび割れや、剥がれが発生してしまいます。

こうなると合成皮革の寿命ですので、復元することができません( ；∀；)

できるだけ長持ちさせるには、直射日光を避け、通気性をよくし、

水分をこぼしたり、汗が付いたりした場合はすぐに拭きとるなど、

日頃から気を付けておくとよいですね。

 

合成皮革と天然の革の劣化の違いを見てみましょう。

↓合成皮革の表面の樹脂が加水分解を起こして剥げてくると、

このように下の布地が見えてきます。

↓こちらは天然の革のひび割れですが、状態が異なりますよね。

 

ちなみに、、、、↓これ、私の合成皮革のゴルフバッグなのですが、

長い間使わずにほおっておいたところ、表面がボロボロになって

動かすと白い粉が、床に落ちまくる状態に。。。Σ(￣ロ￣lll)

 

天然の革のひび割れや剥がれは、専用の補修液を使って補修することができます。

一方合成皮革の場合は、ベースが布地ですので、液が吸い込まれてしまうんです。

ですので、ダメージの面積が小さければ、補修液でもなんとか対応できますが、

ダメージが大きい場合は張り替えることになります。

 

また、本革のソファでも、背もたれの裏側や、側面などの素材に合成皮革を使っている

ことがよくありますよね。

このようなソファで合成皮革の部分にダメージが発生した場合は、

その部分を補強するなどして、ダメージの拡大を防ぐ補修をすることもできます。

その例がこちらです↓

本革ソファの裏側が合成皮革の素材で、角の部分が破れて、布地が見えています。

↓補修液を使って補強したのがこちらです。

 

本革のソファのどの部分が合成皮革なのかは、あまり意識していないですよね。

本革のソファ修理のご相談で、側面の革が裂けているので補修したい

といったご相談をお受けすることがありますが、

確認すると、その箇所が合成皮革ということはよくあります。

ダメージの状態や面積によっては、裏側に合成皮革を当てて、

補修液で補強するなどの、部分補修で補強できる可能性がありますので、

お悩みがありましたら、ご相談ください。

 

本日のお話は、ここまでといたしますヾ(＠⌒ー⌒＠)ノ

 

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