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2023/12/16

ボッテガ・ヴェネタのオレンジ長財布の染め直し

こんにちは!

革研究所三島伊豆店スタッフ”よー”です(^^)/

 

さて、本日の施工例は、

ボッテガ・ヴェネタのオレンジ長財布の染め直しです。

 

ご依頼は、全体の汚れや傷の補修と、蓋部分のフリンジ風のデザイン部分のカラーを別色で遊んでみてくださいというものです。

どんな仕上がりになるかお楽しみに(^^)

 

さっそく、施工before/afterをご覧ください。

【before】

全体的に色が褪せて黒ずみが出ています。

所々にペンの後やひっかき傷がありますが、破れなどの大きなダメージはありません。

蓋部分のフリンジのようにデザインされている革の部分を別の色で遊んでみる、というご要望については、悩みに悩んで決めますっ(*^-^*)

 

では、施工後をご覧ください。

【after】

いかがでしょう。

染め直しによって色褪せ、黒ずみが解消され、

しっとりと美しい革の質感と鮮やかなオレンジがよみがえりました°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

 

そして、問題の遊びの色は、ターコイズです。

オレンジとターコイズの組み合わせは、解放感があって、エネルギーにあふれていると思い、ご提案しました。

お客様には一言「いいじゃない」とおっしゃっていただきました(*^-^*)

これからも、ながーーくお使いいただけると嬉しいです♪

 

今回の例のように、全体のカラーチェンジではなく、一部分を変えてみたいなどのご要望も、もしありましたらご相談ください。一緒に考えるのも楽しいです!!

 

革製品のお悩みは、お気軽にご相談ください。(p≧w≦q)

バッグや財布、靴、小物、ソファや革衣類など、革製品の修理に幅広く対応いたします(^^)/ 

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ちょこっとお茶の時間です(^^)

本日は、昨日のブログのお茶のお話「プレミアムブランドと日本文化」の続きです。

前半のお話はこちらのブログです→「エルメスのバッグ、バーキンのスレ傷補修と染め直し」

 

では、さっそく、プレミアムブランドと日本文化のお話の続きです(*^-^*)

昨日は、日本は、時代の変化が短期間に凝縮された高度成長期を経験し、その後、物があふれる中で育った若者たちは、消費に対して、世界的にみても高い鑑識眼を持っているというところまででしたね。

 

本日は、なぜ日本はそうなったでしょうねえ。というお話です。

歴史的な背景を見ていくと、プレミアムブランドを生み育てたフランスパリと、日本との、文化的伝統の共通性を説く方もいるそうですよ。

エルメスをはじめとする一部のプレミアムブランドの、何にでも合わせやすいシンプルさを追求した美は、簡素さを重視する禅の文化につながるという考えですね~。面白いです。

幕末に来日した外国人の記録によると、日本人の簡素な趣味や、小物の細工のすばらしさなどが、中国の絢爛豪華と比較して強調されているのだそうですよ。

 

エルメス・ジャポンの社長は、日本には職人や物の文化があるのでエルメスが受け入れられるのは当然、と話していたのだそう。

また、エルメスの顧客の間では、利休が秀吉の来訪の際に彼が賞賛していた朝顔が咲き誇る垣根をすべて取り除いて、一輪だけ茶室にいけたというエピソードを、エルメスの簡素な華やかさを表現する際によく引き合いに出すのだそう。ワビサビですね~。

 

そもそも日本には着物の文化があり、さらには茶道や華道では家元というブランドがあります。

そして、着物、茶道具、花器などは、作り手や家元の「銘」が入るかどうかでその価値が違ってきます。

日本文化に造詣の深い方によれば、日本でプレミアムブランドが需要されるのは、こういった伝統のためだろうとのことですよ。なるほどなるほど(≧▽≦)

「銘」の文化になれた眼には、欧米のブランド品はわかりやすい銘そのもので、値段が高いと言っても、着物とか茶道具に比べたらずっとお手頃。なので、日本では若い世代までもが、プレミアムブランドを持つことに、そんなに違和感がないのではないか、という考察です。

 

革製品のブランドのことをもっと知ろうと調べていくうちに、こんな風に世界の文化や伝統にもつながっていって、興味深いですね~。

 

昨日に続き2日連続でプレミアムブランドと日本文化のお話でした!

ご覧いただきありがとうございますヾ(@⌒ー⌒@)ノ

 

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上記以外にも、神奈川県、東京都などの関東圏、その他の場合も、ご相談ください!

 

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