革修理|三島・伊豆の革修理なら革研究所 三島伊豆店
革修理ブログ
2023/12/07
ボッテガ・ヴェネタの長財布の補修とカラーチェンジ
こんにちは!
革研究所三島伊豆店スタッフ”よー”です(^^)/
富士山がきれいな朝です!
傘雲が素敵な形でしたので、後ろのほうにおまけの写真つけておきますね(^^)
さて、本日の施工例は、
ボッテガ・ヴェネタの長財布の補修とカラーチェンジです。
お品物はこちら↓のボッテガ・ヴェネタのマルチカラーの長財布です。
奥様のお財布なのですが、ブラックにカラーチェンジしてご主人がお使いになれるようにしたいとのご依頼です。
さっそく、施工before/afterをご覧ください。
【before】
中央のオレンジと赤の部分と、外側の黒の部分で革の表面の仕上げが異なるデザインになっています。
全体的に革の艶が損なわれ、白っぽくなっていますね。
内側は、ボタンの当たる部分の革が破れて欠損しています。
カード入れ周辺にはスレ傷があります。
内側の革は、こすれと汚れで白っぽくなっていますね。
ダメージを補修し、全体をブラックにカラーチェンジしていきます!
では、施工後をご覧ください。
【after】
いかがでしょう。
マルチカラーからブラックへのカラーチェンジです!
外側の革の質感が異なる部分は、違和感のないように艶を調整しています。
内側の破れや擦れも補修されて、艶が復活しました。
お財布全体の革の質感、艶が蘇り、引き締まったブラックに仕上がりました°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
お客様のお話では、革のお財布はいろいろなブランドのものがありますが、ボッテガ・ヴェネタの長財布は、革が柔らかくなじんでとても使い勝手がよいので、お気に入りなのだそう。
今回補修をしたデザインのものは、手に入らないとのことで、今回の仕上がりをご覧になり、大変喜んでいただきました(*^-^*)
奥様からご主人様に受け継がれるお財布、また、永くお使いいただけると嬉しいです!
革製品のお悩みは、お気軽にご相談ください。(p≧w≦q)
バッグや財布、靴、小物、ソファや革衣類など、革製品の修理に幅広く対応いたします(^^)/
ご相談・お見積りは無料です!
只今LINEからのお問い合わせで5%OFF!のキャンペーンを実施中です!
ちょこっとお茶の時間です(^^)
本日は、ボッテガ・ヴェネタでも使われているイタリアンレザーを取り上げてみたいと思います。
革製品の中でも、長く使える革製品として絶大な人気を誇る「世界三大レザー」と称される革ブランドがあります。
それが、「コードバン」「ブライドルレザー」「イタリアンレザー」の3つです。
その中でもイタリアンレザーについて見ていきましょう~。
イタリアンレザーは、ルネッサンス発祥の地フィレンツェが有名なイタリアのトスカーナ地方を中心に生産された皮革で、「ベジタブルタンニンなめし」というなめし技法や独自のオイルを使った伝統製法で、主に牛革を用いたものです。
今日取り上げたかったのは、実はこの「ベジタブルタンニンなめし」についてです~。
今年の秋は、甘い渋抜き柿をたくさん食べたのですが、食べながらこの「渋」がタンニンなのよねなどと、ぼんやり思ったしだいです(^^)
なので、ブログに書くことにしたのです!
というわけで、ベジタブルタンニンなめしについてお話したいと思います。
タンニンに入る前に、「なめし」について。
皮を革素材として使えるように加工するのですが、大きく2つやらねばならないことがあり、一つは柔らかくする、もう一つは腐朽を防ぐという処理です。
この柔らかくすることを「鞣す(なめす)」と言います。
もしも、皮をなめさずに乾燥させるとどうなるかというと、ガチガチの生皮になってしまいます。和太鼓などに張られている黄色がかった革がまさに、この生皮です。
コラーゲン繊維が癒着したまま固まっているんですね~
生皮では、柔らかな革製品はつくれませんよね。
というわけで、コラーゲン組織の隙間に適度な空間を持たせて、しなやかに曲がる革に仕上げるのがなめしの目的です!
革のなめしの技法は、古代からいろいろな方法が用いられています。
例えば、物理的に衝撃を与えたり、特殊な成分を用いたり、世界各地で様々です。
数ある中の、ベジタブルタンニンなめしについてみていきましょう。
読んで字のごとく、植物(ベジタブル)に含まれるタンニンを抽出して使用します。これも非常に古くから行われている伝統的な技法です。
このタンニンの成分が皮のコラーゲンの成分と結合することで、繊維が安定し、柔軟性のある革になるんですね~。
タンニン剤になる植物としては、ミモサ、ケブラチョ、チェストナット、などなどがあり、どれを使うかによっても、革の性質が少しづつ変わるのだそうです。
はちみつみたい、と思ったりしました。
そして、タンニンって何かというと、「渋」のことなんですね~。
渋柿の渋さは、このタンニンの成分によるものなのです。緑茶や赤ワインのポリフェノールもタンニンのこと。
タンニンがもつ「収れん作用」のために、粘膜のタンパク質がわずかに変質して、渋いと感じるんですね~。
渋柿を間違って噛んでしまったりすると、舌がギューッとしまるような感じがしますよね(≧▽≦)
このタンニンの収れん作用が、動物の皮のコラーゲン繊維を収縮させるんです。この作用によってタンニンでなめされた革は、繊維が丈夫に引き締まって、革としては張りやコシがある仕上がりになるんですね~。
タンニンなめしの革の特徴は、可塑性(かそ)があり、使っているうちに手や体になじんでくることや、タンニンの発色や日焼けによる色の変化から経年変化が起こり、使い込むほどに独特の雰囲気が生まれてくること。
革を育てるというのは、主にタンニンなめしの革に使われるんですね~。
革のなめしトークは、まだまだありますが、、
本日のお話はここまでといたしますヾ(@⌒ー⌒@)ノ
続きは、明日のブログでお話しますね!
おまけ:今朝の富士山
ブログでは、革研究所の施工事例のご紹介とともに、みなさまのお茶のお供になるような情報を掲載しております。ちょこちょことブログチェックしていただけると、大変うれしいです♪(^^)♪
革製品のトラブルやお手入れなどでお困りの際は、ぜひご相談ください。
ご相談、お見積りは、無料です♪(^^)♪
お悩み・ご相談は、LINE・メール・お電話などで承ります◎
気になる箇所のお写真をLINEやメールなどで送っていただけると、大変ありがたいです(^人^)
お品物が大きい場合や、数が多い場合などは、出張見積りにも対応いたしますので、ご相談ください。
出張エリアは、静岡県東部(熱海、伊東、三島、伊豆、伊豆の国、函南、沼津、清水、長泉、裾野、御殿場、小山、富士、富士宮)および伊豆半島。さらに箱根、小田原、茅ケ崎、藤沢、、うむむ、境目が、難しいです^^;
上記以外にも、神奈川県、東京都などの関東圏、その他の場合も、ご相談ください!
==================
〒419-0107
静岡県田方郡函南町平井1753-968
定休日:不定休
電話:080-6224-4889
メール:support@mishima-izu-kawa-kenkyujyo.com
LINE:下記QRコードを読み取るか、革研究所三島伊豆店ホームページ上部のLINEアイコンを押して友達登録してくださいね。
只今LINEからのお問い合わせで5%OFF!のキャンペーンを実施中です!
お問い合わせお待ちしております\(^^)/
革鞄・バック
革の鞄(カバン)のスレやキズの補修、変色、革の色を変える(カラーチェンジ)までお任せください。VUITTON(ヴィトン)GUCCI(グッチ)等の革ブランド品も修理可能です。
財布・小物
革財布(サイフ)、小銭入れ、キーケース等の小物全般の革のキズ、スレをキレイに修理いたします。CHANEL(シャネル)GUCCI(グッチ)等のブランド革小物の修理ももちろんOKです。
革靴・ブーツ
男性物の革靴、女性物のブーツ等靴の革修理(スレ・キズの補修)も可能です。思い出の有る革靴等の修理はお任せください。もちろん革靴の修理に関してもブランド靴の修理可能です。
革衣類
革ジャン、革コート・革のジャケット等革衣類の修理、補修もお任せください。部分的なスレ・キズの補修から、革全体の色を変える(カラーチェンジ)まで幅広く対応いたします。
ソファー・椅子
革ソファー・革の椅子の修理実績も多数ございます。痛み具合によっては革の張替えも可能です。カッシーナ(CASSNA)等のブランドソファー修理もお気軽にご相談ください。
自動車内装
自動車の革ハンドル・革シートの修理(リペア)も可能です。ベンツ・BMWなどの高級外車から、国産の自動車まで数多くの修理実績がございますのでお気軽にお問合せください。
代表者 林田 健
所在地 〒419-0107 静岡県田方郡函南町平井1753-968
TEL 080-6224-4889
対応エリア
主要エリア:静岡県東部 伊豆近郊(三島・沼津・熱海・富士 など)
※宅配にて全国対応いたします。
当店の革修理は革の事を知り尽くした熟練職人が一点一点丁寧に修理・補修いたします。思い出の有る大切な革製品を安心してお任せください。また、ブランド品(VUITTON・CHANEL・GUCCI等)の革修理経験も豊富です。革のキズやスレの補修はお任せください。革修理の御見積やお問合せはもちろん無料です。