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革修理ブログ
2023/12/11
ボッテガ・ヴェネタ長財布の染め直し
こんにちは!
革研究所三島伊豆店スタッフ”よー”です(^^)/
暖かい週末でしたねーーー。
今日の富士山は、絵画のようなふんわりした色ですよ。
また、後ろのほうにおまけの写真つけておきますね(^^)
さて、本日の施工例は、
ボッテガ・ヴェネタのブラウンの長財布の染め直しです。
ご相談の内容は、昔使っていた財布で使い勝手が良かったが同じデザインが手に入らないので、きれいにならないかということです。
さっそく、施工before/afterをご覧ください。
【before】
外側も内側も全体的に革が擦れて白っぽい状態になっています。
破れなどの大きなダメージはないのですが、内側のボタンが当たる部分は、革がはげたようになっていますね。
革の擦れが気になる箇所の部分的な補修と、全体染め直しの施工を行います。
では、施工後をご覧ください。
【after】
いかがでしょう。
使い込まれた革の風合いはそのままに、
ブラウンの発色が復活し、革のしっとりとした艶が蘇りました°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
お気に入りのお財布、もう一度気持ちよくお使いいただけると嬉しいです(*^-^*)
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ちょこっとお茶の時間です(^^)
もうすぐクリスマスですね🎅🎄✨
人気のクリスマスプレゼントとして、お財布は常に上位に登場するアイテム。
特に男性へのプレゼントとして、革のキーケースやお財布は、不動の人気があるようです!
そんな革のお財布の歴史が気になりまして、、
本日は、日本の革のお財布の歴史についてお話したと思います(*^-^*)
財布は、お金と共に大切な小物を持ち運ぶものとして、衣服の変化やお金の形の変化や、流行などに合わせて様々なデザインが生まれました。
その始まりは、巾着型と言われているそうです。
昔から砂金や銅銭を入れる袋は存在していたのですが、金銭を携帯する風習は近世からなのだそう。近世といっても江戸時代とかですね。
江戸時代には、小判や藩札などの紙幣をいれるため、巾着の他に紙入れも使われるようになります。
紙入れは、鼻紙入れとも呼ばれ、鼻紙や薬などを持ち運ぶための入れ物で、布や革製だったそうですよ。昔からティッシュはお出かけの際に持ち歩いていたんですね~(^^)
そして、好みによって三徳や鼻紙差し、箱追型(はこせこがた)などなど、いろんな形、デザインが登場します。
箱追型のものは、武家の女性が、お金や懐紙(現在のティッシュ)、鏡や紅などを入れて外出時に持ち運んだそうですよ。現代のお化粧ポーチですね~。デザインも素敵なものがいろいろあったようです。
江戸時代って、豊かだな~って思います。
そして、財布の形も、胴乱、早道、袂落としといったような様々な形がありました。
着物ですので、帯に引っかけるタイプが多かったみたいですね。
胴乱は、印籠のように根付などで腰に下げるタイプ。はじめは鉄砲の弾丸入れとして使われていたようですが、のちに、お金や薬を入れるようになったのだそうです。
早道(はやみち)は、胴乱よりも小型で、小銭入れとして使われました。このデザインかっこいいなーと思いました!今でも使えそう~。
これらの財布の素材としては、布や織物、そして革も使われています。
革には金箔をはって、模様を施し、さらに色彩を施したものなど、大変凝ったデザインもありました!
江戸時代このような財布や袋物は、小間物屋や袋物所というお店で売られていました。
江戸土産としても買い求められたんですね~。
江戸時代の江戸ショッピングガイドともいえる「江戸買物独案内」というものがあり、袋物を扱うお店が100軒以上掲載されているそうですよ!
今の楽しいお買い物と同じですね~♪
いろんなお財布の名称が出てきましたね。
興味のある方は、是非調べてみてくださいね(*^-^*)
今年のクリスマスプレゼントは、もう決めていますか?
施工例でご紹介した革のお財布のように、お気に入りの革製品を蘇らせるのも、良いプレゼントになりそうですよね~。
本日のお話はここまでといたしますヾ(@⌒ー⌒@)ノ
おまけ:今朝の富士山
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