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2023/11/04

エルメスの財布 ベアンの修理施工を詳しく!

こんにちは!

革研究所三島伊豆店スタッフ”よー”です\(^^)/

 

11月の三連休、いかがお過ごしですか?

私は、連休の空気を感じながら、ゆるゆるとお仕事してますよ(^^)

残念ながら富士山は雲に隠れて見えません~。

 

 

さて、本日は

エルメスの財布 ベアンの修理施工について

内容を詳しくご紹介します。

 

今回お預かりしたエルメスのお財布は、お母さまが長い間、大切に使われてきた物ということで、そのご子息から修理のご相談をお受けしました。お母さまへ、どなたからかプレゼントされたものとのことです。

きっと思い出の詰まったお財布に違いありません(^^)

これからも永く使っていただけるように、丁寧に修理を行います!

 

さっそく、修理前の状態をご覧ください。

【before】

   

 

2つ折りのお財布の宿命ですが、折り曲げ部分はストレスがかかるため、ダメージが起こりやすくなります。

また、エルメスのベアンの特徴でもあるH金具にベルトを差し込む所作は、どうしてもベルトに負荷がかかるので痛みがでやすくなります。

 

お預かりしたお母さまのベアンも、折り曲げ箇所のステッチがほどけていますね。

また、ベルトは、摩擦による革の毛羽立ちや、素材のめくれ、ステッチのほどけなどが見られます。

 

しかし、ご安心ください!!

革研究所が、大切なお財布のダメージをしっかりと補修して、蘇らせます!

カラーも同色での染め直しができるならば、というご要望をいただきましたので、染め直しも施していきます。

 

では、施工後の画像をご覧ください。

【after】

 

 

いかがでしょうか。

使い込まれた革の優しい雰囲気は残しつつも、傷んでいた箇所が補修されています。

色は、オリジナルの色に合わせてきれいに染め直されています(^^)/

 

施工前は、使用時に糸が引っかかったりして、使いにくい状態だっと思いますが、もう大丈夫ですね!

これからまた、お母さまに長く使っていただけたら嬉しいです(^^)♪

 


今回の施工は、縫製、コバ修復、色合わせなど、複数の修復要素がありました。

ここからは、主な施工内容について詳しくご紹介していきます!

 

外周の糸のほつれ、ベルトのコバ(端面)の損傷、全体的な色褪せと汚れを補修します。
大切なお品物を長年使われてきたようで諸所に痛みが出ていますが、オリジナルの状態を残すべきと考え、各種パーツの交換をせずに施工することにしました。

 

1.まずは外周のほつれ補修から開始です。
お財布の両端のスレが原因で、縫い糸のほつれが起きています。
ほつれの状態、縫い目から、ミシン縫いのお品物と想定されます。
ミシン縫いの場合、下糸が外れてしまうと、ほつれが止まらず、徐々に広がってしまいます。

このようなほつれは、早期に補修することがお薦めです!

 

ミシン縫いを検討しましたが、残念ながら端面の革の状態が悪く、糸を通す穴が崩壊する可能性があるため、今回は特別に手縫いにしました。

ミシンは強力な力がかかり手加減が難しいため、痛みのある革では縫い目が切れてしまう可能性があると判断しました。

 

革製品の手縫いとしてサドルステッチを施すことにしました。
オリジナルの縫い穴に1つ1つ丁寧に糸を通し、革の損傷が起きないように、慎重に縫っていきます。
ちょっと締め付けが強いとステッチが埋没してしまうところもありました。
その場合は、縫い目を解いて、弱めの締め付けで、できるだけ均等なステッチワークで仕上げていきます。

どうしても補強が必要な箇所は補修液で固めて、切れないように補強しながら縫い進めます。

このあたりが新品のレザークラフトとは大きく異なる部分で、状態を見ながら慎重なステッチワークが必要です。

 

2.次は、ベルトの補修です。
こちらのベルトも損傷が進んでいます。
留め具として使われており、エルメスの象徴であるH金具のパーツへの入れ込み構造です。
H金具パーツとベルトのクリアランスが大きすぎると留め具の役目を果たしませんので、ぎりぎりのクリアランスで作られています。

このため、ベルトのコバ(端面)が、スレてボロボロになっています。
また、長年の利用により何度も折り曲げるため、ベルト革そのもののダメージも大きい状態です。

本来であれば、ベルト交換をするのが良いのでしょうが、オリジナル状態に復元するため、今回は補修施工としました。

 

ベルト周囲の糸を解き、ベルト表面を専用補修液で強度を高めました。

次にベルト外周を縫製します。こちらも革の痛みを考え、手縫いで丁寧に縫製しました。

 

3.染め直し
染め直しの前にお財布全体に専用補修液を塗り、表面の状態を平滑にします。
乾燥を待つ間に、オリジナルの色に近いと考えられるカード入れ内部の色を元に、塗料の調色です。

ブラウンベージュ系の微妙な色調整を行いました。

 

ステッチ、ファスナー、H金具をマスキングし、塗装開始です。

水性塗料で下地塗装した後、しっかり乾燥させてから、油性塗料で上塗りし、同時にトップコートで防汚、撥水処理を行いました。

 

4.最後はコバ形成です。
コバ液でコバを丁寧に形成していきます。
ベルト側面は、革の痛みによりコバの毛羽立ちがなかな取れませんでした。
留め具とのスレが原因ですが、留め具に挿入する部分ですので、コバの厚みを増すこともできないため、ぎりぎりのクリアランスを保ちコバ形成をしました。

 

5.最後は、クリームと馬毛ブラシで艶をだして、終了です。

今回のご依頼品は、柔らかい革で表面の皺や細かいキズが付きやすいお品物ですが、
革の風合いを変えないないよう、ミニマムな補修で仕上げさせて頂きました。

 

施工内容、いかがでしたでしょうか。

今回は、手縫いで時間をかけて丁寧に縫製を施しましたので、オリジナルのときよりも、糸が切れにくくなり、ストレスに強くなっていると思います!

これからも永く使っていただけたら嬉しいです(^^)♪

先ほども同じことを書いていたように思いますが、心からそう思います!

 

 

革研究所 三島伊豆店では、バッグや財布、靴、小物、ソファや革衣類など、革製品の修理に幅広く対応いたしますので、お気軽にご相談ください\(^^)/ 

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ちょこっと雑談タイム(^^)

エルメスの財布「ベアン」についてです。

 

エルメスの財布と言えば「ベアン」と言われるほど、定番のコレクションです。

「H」の金具がデザインの中心となっていて、エルメスというブランドをシンプルにそして上品に主張しています。

さらに、上質なレザー素材をエルメスの誇る熟練の職人たちが、徹底した丁寧な作業で、最高品質の財布として生み出したのが、気品に富んだベアンなんですね~。

 

ベアンはエルメスのアイテムの中でも、幅広い層に人気があります。女性向けのものが圧倒的に多い中で、ベアンは男性にも高い人気があるんです!

フォルムもシュッとしてシンプルで、上品ですし、思わず手に取りたくなるような滑らかな革の質感などなど、年齢、性別、国籍を超えて、多くの人々が魅了されてしまうのもうなずけます!!
プレゼントとしても、根強い人気があるのだそうですよ。

本日ご紹介したベアンも、プレゼントされたものでしたね(*^-^*)

エルメスのベアン、プレゼントいただいたら嬉しすぎて小躍りしそうですヾ(@⌒ー⌒@)ノ

 

エルメスのお財布の補修施工は、ドゴンについてもブログで紹介していますので、

興味のある方は、是非そちらもチェックしてください!

 

 

エルメスの財布 ベアンの修理施工、いかがだったでしょうか。

みなさまがお持ちの革製品も、革研究所の修理でアップデートしませんか?

 


ここで・・・店長からみなさまへ!!

 

革研究所三島伊豆店の店長の林田です。

施工にあたっては、みなさんのお悩みやご要望を真摯にお聞きして、丁寧にコミュニケーションしながら進めます。

施工内容についても詳しく説明し、ご納得いただいてから施工を開始しますので、ご安心ください。

施工後のお手入れの方法なども、納品の際に説明させていただきますので、

わからないことがあれば、お気軽にお尋ねください(^^)/

 

状態によって、クオリティ、納期、料金に違いがあります。

ダメージが少ない段階のほうが、ご負担も少なくなりますので、まだ早いかな?と思っても、ご相談いただけると嬉しいです。

 


革製品のトラブルでお困りの際は、ぜひご相談ください。

 

「こんな対応できますか?」

「これはどうしたらいいの?」などなど、

お悩み・ご相談は、LINE・メール・お電話などで承ります◎

お電話の場合、お話だけではダメージの状態がわからないので、気になる箇所のお写真をLINEやメールなどで送っていただけると、大変ありがたいです(^人^)

 

「実際にものを見せながら相談したい」などのご要望がありましたら、訪問見積りなども対応させていただきますので、ご相談ください。

 

ご相談、お見積りは、

もちろん無料です♪(^^)♪

 

とにかく、どんなご要望もあきらめずに

一度ご相談いただけると嬉しいです!

 

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お問い合わせお待ちしております\(^^)/

 

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店舗情報

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代表者 林田 健
所在地 〒419-0107 静岡県田方郡函南町平井1753-968
TEL 080-6224-4889

対応エリア
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