革修理｜三島・伊豆の革修理なら革研究所 三島伊豆店

みなさま、こんにちは(＠⌒ー⌒＠)

～残暑お見舞い申し上げます～

 

本日は、バッグ、財布、靴、衣類、ソファなど、

革のアイテムのリペアの際に、

とても重要な仕上がりの「艶」について、

ご紹介します(*^-^*)

 

革製品のリペアと風合いについて

革製品のリペアにもいろいろありますが、

その中でも「色」の補修は、施工の多くを占めています。

例えば、汚れ除去のクリーニングや、スレ傷補修の場合でも、

汚れ除去や補修の跡をきれいになじませるために、

色の補修をする場合があります。

また、染め直し補修は、色そのものの補修ですので、

色あせや変色などのダメージを着色できれいにします。

 

この着色はというのは、色はもちろんですが

「艶」もセットで考える必要があります。

 

革製品の風合いは、手触り、シボ感、色合い、艶感といった要素が相まって表現されます。

同じ革でも「艶」が違うだけで、別物に見えてきますので、

期待する仕上がりは、とても重要な要素です。

当店では、この「艶」にもこだわって施工しています。

 

艶のコントロール

色を表現する塗料とは別に、２液の色止め剤（油性コート剤）を配合することで、

自由に艶をコントロールすることができます。

 

艶の違いを見ていただくために、ブラックのシュリンクレザー（牛革）を使ってサンプルを作りました。

↓こちらがマット、５分艶、７分艶、全艶の比較サンプルです。

↓斜めにするとこんな感じです

全て同じ色ですが、艶が違うだけで、

それぞれ違う風合いがありますよね。

 

お客様のご要望に合わせて、「7分艶と全艶の中間」などなど、

この見本には無い艶の調整も、もちろん可能です(*^-^*)

 

こんな艶表現もあります！

さらに、見ていただいた油性のコート剤の配合による艶調整の他にも、

別のコート剤やワックスを使うことで、違う艶を表現することができます。

水性艶出し剤、エナメルコート、ハイシャインワックス磨きの仕上げのサンプルがこちらです。

艶の違いで、個性が表現できますね。

 

艶の種類について

ご覧いただいた艶サンプルの特徴をご紹介します。

・マット塗装（油性コート剤）
ゴムのようなイメージの艶消し。

光の反射が低いため、表面のシボの凹凸が見えにくい。

・５分艶、7分艶（油性コート剤）
一般的な革製品のマットと呼ばれる艶感。

光の反射により、明るさやシボの凹凸の見え方が変わる。

５分、７分と、数字が大きくなるほど、明るく、シボも見えやすくなる。

・全艶（油性コート剤）

光の反射が強く、明るく見える。
シボの凹凸もはっきり見える。

・水性艶出し剤
油性コート剤の全艶よりも、光の反射が強く、若干キラキラして見える。
シボの凹凸もはっきり見える。

・エナメルコート

表面をエナメル樹脂でコーティングするため、

光の反射は一番強く、ツルっとした光沢感。

表面がエナメル塗料で埋まるため凹凸が浅くなる。

このため、正面視では凹凸は見えにくいが、傾けると凹凸がはっきり見える。

・ハイシャインワックス磨き

コードバン等のシボの無い革で効果を発揮し、光沢感がでる。
（ご覧いただいたサンプルは、シボの強い革のため、光沢感が弱いです）

 

まとめ

艶による仕上がりの違い、いかがでしたか？

今回は黒のシュリンクレザーのサンプルを見ていただきましたが、

革の素材や色によっても、すべて違った風合いになります。

 

さらに、バッグ、財布、衣類、小物、ソファなどの製品によっても

見え方が変わってきますよね。

奥深い世界ですね(≧▽≦)

 

リペアのご依頼は、スレ傷などの補修、染め直し補修だけでなく、

長年のご利用で失われた革特有の艶を復活させたい、

雰囲気を変えるために艶感を変えたい、など、

艶仕上げの施工のみも承ります(*^-^*)

当店では、お預かりするお品物の風合いを引き出すため、

艶感にもこだわって、日々修理を行っています。

 

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革研究所 三島伊豆店では、バッグや財布、靴、小物、ソファや革衣類など、

革製品の修理・ケアに幅広く対応いたします(^^)/　

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