革修理｜三島・伊豆の革修理なら革研究所 三島伊豆店

こんにちは！

革研究所三島伊豆店スタッフ”よー”です(^^)/

 

本日は、革の小物修理例です。

革のランドセルをリメイクしたミニランドセルの

ひび割れ補修と染め直し

をご紹介します。

 

お品物はこちら↓のミニランドセルです。

お子さまが使用していたランドセルをリメイクして

小物が入れられるミニランドセルにしたものだそうです(*^-^*)

高さは15cm~20cmくらい。

背中が当たる部分に♡のステッチが入っています。

かわいいですね♡

こちらのミニランドセル、開け閉めしているうちに、

ダメージが出てきたとのことで、補修の依頼をお受けしました。

 

では、施工前の状態を見ていきましょう。

【before】

↓折り曲げ部分の革がひび割れて、かなり傷んでいます。

 

↓コーナーにもひび割れがあります。

 

↓蓋の内側もひび割れて、色があせています。

 

全体的にひび割れが発生していますので補修し、染め直しを施します。

蓋の内側の小さなハートマークは、

今回の施工では消し込むことになりました。

 

では、施工後をご覧ください。

【after】

 

いかがでしょう。

ひび割れが補修され、革の表面がきれいになりました。

染め直しによって、鮮やかな赤、ピンクが復活です°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

ピカピカの一年生という感じです(*^-^*)

お客様にも、きれいになった！と喜んでいただきました。

ご家族の思い出が詰まったミニランドセル、

これからも大切に受け継がれると嬉しいです♪

 

今回の施工内容をご紹介します！

ご依頼内容は、ひび割れなどのダメージの補修と染め直しです。

ひび割れは、折り曲げ部分にも発生していました。

折れ曲げ部分は、補修後もストレスがかかる部分ですので、

革への密着度が高く、柔軟性がある補修材を使うことにしました。

また、補修材を厚塗りしてしまうと、強度は増すものの、

革の質感が損なわれますので、適度に補修していきます。

染め直しは、外側は８分艶の赤、内側はマットなピンクです。

水性顔料、油性顔料で染め付けて完成です( •̀ .̫ •́ )✧

 

内側の小さなハートマークの印刷は、お客様のご了解を得て、

消し込み染め付けを施しましたが、再現することもできます。

ハートマークをつける場合は、ステンシルシートを製作し、

印刷することで、再現していきます。

ご要望がございましたらお申し付けください(*^-^*)

 

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ちょこっとお茶の時間です(*^-^*)

リメイクしたミニランドセルの補修いかがでしたか？

かわいいランドセルでした♡

飾っておくだけでも心が和みますね。

 

今日のティータイムは、革製品のリメイクについて

お話したいと思います。

 

ご紹介したミニランドセルは、昔使っていた革製品から

新しい革製品を作り出すリメイクでしたね。

リメイクには、こういった新しいものを生み出す方向性の他にも、

今使っているものをアレンジして、新しい使い方ができるようにする

方向性もありますよね。

 

以前に革のバッグのアレンジリメイクのご依頼がありましたので、

その施工例をご紹介します。

お品物はこちら↓の、セリーヌのクラッチバッグです。

このバッグをショルダーバッグとして使用したいので、

チェーンを取り付けられるようにリメイクしたいというご依頼です。

チェーンはお客様のほうで用意されるとのことで、

そのチェーンを取り付けられるようにリメイクします。

 

取り付ける方法は、ご指定はありませんでしたので、

こちらからご提案することになりました。

 

方法としては、お客様がお好みのチェーンをひっかけられるように、

Dカンを使うのがよさそうです。

Dカンというのはこれ↓、Dの形の部品です。

バッグなどでは、よく見かけますよね。

 

次に、このDカンをどこに取り付けるかを決めていきます。

デザインへの影響が少なく、使いやすい位置でなければなりませんよね。

場所は両サイドにします。

その際、ファスナーの開閉の邪魔にならず、

肩掛けした際のバランスが良い場所を検討し、

下記の写真↓の四角で囲った位置に取り付けることにしました。

 

次は、Ｄカンをどのように取り付けるかですが、

バッグになじむよう、革に通して縫い付けていくことにします。

使うときのことを考えると、Ｄカンは動きますのでストレスがかかります。

Ｄカンを保持する革や縫製部分の劣化を抑えられるよう、

動きに追従できるような柔軟性のある革を使い、

しっかりと手縫いで縫製して、強度対策を施すことにしました。

 

施工内容をお客様にご提案し、ご了承をいただいて、施工開始です！

仕上がりはこちらです↓

ショルダーチェーンを取り付けられるようにリメイク完了です！

 

違和感なくＤカンが取り付けられていますよね。

お客様には、思い描いていた通りの仕上がりということで

喜んでいただくことができました(*^-^*)

 

本日はリメイクについてお話してまいりました。

みなさまがお持ちの革製品も、何かに生まれ変わらせたり、

使い方をアレンジしたりしてみませんか？

新しい歴史が始まるようでわくわくすると思います！(*^-^*)

 

本日のお話は、ここまでといたしますヾ(＠⌒ー⌒＠)ノ

 

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