革修理｜三島・伊豆の革修理なら革研究所 三島伊豆店

こんにちは！

革研究所三島伊豆店スタッフ”よー”です(^^)/

 

さて、本日の施工例は、

グッチの長財布の角スレ補修と染め直しです。

 

さっそく、施工before/afterをご覧ください。

【before】

グッチのソーホーのアイコンである、中央のインターロッキングGの部分が擦れて黒くなっています。

全体が汚れなどで黒ずんでいます。

 

角は4か所とも、擦れて黒ずみや傷が発生してます。

 

角の擦れを補修し、全体を染め直していきます！

では、施工後をご覧ください。

【after】

いかがでしょう。

 

角の擦れがきれいに補修されています。

染め直しによって黒ずみもなくなり、しっとりと美しく復活です°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

 

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ちょこっとお茶の時間です(^^)

本日は、昨日のお話の続きで、今回のグッチのお財布でも使われているイタリアンレザー、「ベジタブルタンニンなめし」のお話です。

昨日のブログでは、タンニンなめしって何？といった観点でお話しました。

（昨日のブログのお茶のお供を見る方はこちら↓

　ボッテガ・ヴェネタの長財布の補修とカラーチェンジ）

 

本日は、そのタンニンなめしの技法は実は手間がかかる！というお話です。

しっかりとなめされた革に仕上げるためには、タンニンを革の内側まで浸透させる必要があるのですが、タンニンは浸透しにくい性質があるのだそう(>_<)

濃度を変えたなめし液に何度も漬け込む必要があるんです。手間も時間もかかるので、全行程を含めて数か月をかけることもあるんです(ﾟдﾟ)！

このため、現在ではクロムなめしという薬剤を用いたなめしの手法が主流になっているのです。

ですが、天然のタンニン剤で丁寧に作られた革は、安全性、品質ともに高く、再評価されているんですね！

 

このベジタブルタンニンなめしの伝統と品質を守ろうとう活動があります。

中でも革大国であるイタリアのトスカーナ地方では、タンナーと呼ばれるなめし職人が多く集まっており、この活動が盛んなのだそう。

「イタリア植物タンニン鞣し革協会」では、自然への影響が少ない「ベジタブルタンニン」を使用した革の品質を保証するため、シリアルナンバー入りの品質保証タグを発行しています。

このタグは、信頼できる革の証なんですね！

 

2日にわたり、ベジタブルタンニンについておしゃべりしてまいりました。

革加工の技術にもいろいろな歴史がありますね！

この勢いで、今日のお話で登場した現在主流となっているクロムなめしについても、掘り下げてみようかなーと思います。

 

本日のお話はここまでといたしますヾ(＠⌒ー⌒＠)ノ

 

ブログでは、革研究所の施工事例のご紹介とともに、みなさまのお茶のお供になるような情報を掲載しております。ちょこちょことブログチェックしていただけると、大変うれしいです♪(^^)♪

 

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